スラムダンクに熱狂する日韓、現実のバスケ界には大きな差=韓国ネット「日本にはかなわない」

Record Korea    2023年2月24日(金) 20時0分

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24日、韓国・スターinは「スラムダンクが現実になった日本バスケ界…うらやましい限りの韓国バスケ界」と題するソウル大教授のコラムを掲載した。資料写真。

2023年2月24日、韓国・スターinは「スラムダンクが現実になった日本バスケ界…うらやましい限りの韓国バスケ界」と題するソウル大(体育教育課)教授のコラムを掲載した。以下はその概要。

映画「THE FIRST SLAM DUNK」が日韓両国で大ヒットしているが、現実のバスケ界に及ぼす影響は全く異なっている。90年代初めの韓国がそうだったように、日本はバスケ漫画への関心がそのまま現実のバスケに向いている。スラムダンク実写版と言える渡邉雄太選手や八村塁選手の人気はかつてないほど高い。2人はスラムダンクの主人公のように日本の高校バスケを制覇して米国に渡り、NBA進出に成功した。

一方、韓国でもバスケ漫画ブームはすさまじいが、現実のバスケに対する関心が復活する気配は驚くほど見られない。

スラムダンクの舞台である日本にはあって韓国にはないものがある。そのおかげで現在の日本バスケは韓国が到底勝てないほど強い相手になってしまった。

スラムダンクの背景は日本の高校バスケだ。主人公のチームは64チームが参加する地域予選をなんとか突破し、地域代表64チームが集まる全国大会に出場する。「THE FIRST SLAM DUNK」はこの全国大会の3回戦で当たった強豪校との試合が主な舞台だ。日本にはこのように数多くの高校バスケチームがある。韓国には、日本の地域予選参加チーム数の半分にも満たない30チームほどしかない。差があるのは国の代表チームだけではない。エリート選手ではなく大学やサークルチームの交流試合を開催しても、日本チームに申し訳なくなるほど実力に差がある。

日本には夢を諦めず挑戦し続ける選手がいた。渡邉雄太、八村塁の前にも田臥勇太などスラムダンクに影響を受けた日本の選手らが相次いで米国に進出した。日本のバスケが韓国より格下だったことを考えると、スラムダンクに登場する米国進出の話はSF映画の内容に近い。ところが日本の選手らは戸をたたき続け、ファンはそれを応援した。小さな成功と失敗を繰り返し、ついに日本代表チームはNBAで活躍するスタープレーヤーが牽引するチームになった。

これが、韓国バスケ界の有望株であるイ・ヒョンジュン、ヨ・ジュンソクにNBA進出を諦めてほしくない理由だ。「THE FIRST SLAM DUNK」の人気と日本に対するライバル心が、中高バスケチームへの支援と有望株の米国進出につながることを期待している。

このコラムを見た韓国のネットユーザーからは「バスケブームの巻き起こった90年代が楽しかった」「バスケブームのときに読んでいた漫画がスラムダンク」と回想する声が上がっている。

また「韓国の男子バスケはファンを大切にしなかったから滅びた」「韓国の選手はファンサービスが悪い。だから見に行きたくなくなる」「少子化+エリートスポーツの限界だ」「日本の子どもたちは放課後に部活、韓国の子どもたちはゲーム」などと原因を指摘する声も。

その他「スポーツインフラは絶対に日本に追いつけない」「人口の少ない国に多くを期待しすぎ」「人口が少ないから当然の結果」「サッカー野球もバスケも全部日本にはかなわない」などの声も見られた。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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