2023年2月24日、界面新聞は、台湾積体電路製造（TSMC）が日本の第2工場を熊本県に建設することを検討していると報じた。

記事は、日本メディアの24日付報道として、2024年の生産開始を目指して現在熊本県に日本初の工場を建設しているTSMCが、5ナノ／10ナノ製造プロセスを採用する第2工場をやはり熊本県に建設し、30年までに完成させる計画を立てていると紹介。現在行政からの補助金や顧客からの投資といった問題について交渉を進めており、詳細な内容が年内に固まる見込みだとし、第2工場の投資規模は1兆円を超えると伝えた。

界面新聞はまた20日に、自動車用半導体供給が落ち着きを見せるとともに、日本や米国などの新工場が建設されることから、TSMCが欧州での新工場建設計画を早ければ2025年まで延期することを検討していると台湾・経済日報が同日報じたのに対し、TSMCが同日に「市場のうわさについてはコメントを差し控える。欧州工場建設計画については、1月の業績説明会で披露した情報からの進展はない」と反応したことを伝えている。（翻訳・編集/川尻）