今年9～10月に中国で開催されるアジア競技大会に出場するサッカーの中国代表を率いるアレクサンダル・ヤンコビッチ現U-22中国代表監督（50）が、中国代表監督に就任することが有力になったと、北京日報が14日付で報じた。

広東省仏山市内で同日開催された中国サッカー協会と代表監督選定専門家グループメンバーによる会議で、ヤンコビッチ氏の指導スタイルや理念について包括的なレビューが行われ、閉会後に国家体育総局に報告された。国家体育総局が承認すれば、ヤンコビッチ氏の就任が決定する。その場合、アジア競技大会に出場するチームの監督は兼任しないという。

セルビア出身のヤンコビッチ氏は、選手から指導者に転身し、18年から中国のU-19Bチーム監督、U-20代表監督、U-21代表監督などを歴任。22年の東アジアE-1サッカー選手権では中国代表を率いて日本と0-0で引き分けた。

アジア競技大会に出場するサッカーの中国代表は仏山での合宿を終えて、14日にアラブ首長国連邦のドバイへ出発。現地でトレーニングマッチ8試合を行う。（翻訳・編集/柳川）