Record China 2014年7月11日(金) 5時40分
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9日、韓国のサラリーマンにとって、朝の通勤はマラソンのように長く、地獄のように苦しい時間だ。通勤に時間がかかりすぎるため、朝食を取ることもままならない。写真はソウルのレストラン。
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2014年7月9日、韓国紙・亜洲経済によると、韓国人の通勤は戦争のようで、朝食がぜいたく品と化している。人民日報(電子版)が伝えた。
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韓国のサラリーマンやOLにとって、朝は「ゆったり」や「のんびり」といった言葉とは無縁の存在だ。朝の通勤ラッシュ時の混雑はすさまじく、韓国人は「地獄鉄」と呼んでいる地下鉄に乗り、満員電車の中でマラソン並みに長くてつらい時間を過ごさねばならない。
経済協力開発機構(OECD)の統計によると、韓国人の平均通勤時間は58分で、加盟国のなかで最も長い。OECD加盟国の平均通勤時間28分の2倍以上だ。欧米人ならば、通勤途中でパンやコーヒーを買って朝食をとることができるが、米飯とおかず、スープが一般的な朝食の韓国人にとっては、これらを地下鉄やバスの車内で取ることは不可能に近い。栄養のある朝食をゆっくりと取ることは、韓国人にとってもはや最高のぜいたくになってしまった。
朝食を取らないまま出勤し、空腹な状態で仕事を続ければ、労働効率の低下を招く。OECDの2012年の統計では、韓国人の1時間当たりの平均労働生産率は30.4ドル(約3000円)で、加盟国34カ国中28位の低さだ。韓国人1人当たりの平均年間労働時間は2163時間で、日本や米国、ドイツよりも圧倒的に多いが、労働生産率はこれらの国々よりも大幅に低い。
空腹から暴食に走り、肥満になる危険性もあることから、韓国政府は時差出勤制度導入などの政策を検討すると同時に、公共交通機関に対して利用者へのサービス向上を求めている。(翻訳・編集/本郷)
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