2014年7月8日、香港紙・明報は「中国とどう付き合うか。韓国が日本、ベトナム、フィリピンに指南」とする記事を掲載した。中新網が報じた。以下はその概要。

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中国の習近平（シー・ジンピン）国家主席の韓国訪問により、中韓の蜜月が内外に示された。西側諸国からみれば、中国の台頭で周辺国は脅威にさらされると思うだろう。しかし、中韓の関係強化は政治的な疑問を解消し、経済的な利益をもたらした。現在から未来まで、政治家から一般市民まで恩恵にあずかった。

しかし、良好な関係の背後にはさまざまな思惑がある。まず第1に重要なのは経済だ。韓国は経済政策で中国との関係を深め、その誠意に中国も応えている。第2に中国新指導部の外交政策だ。強硬策を取ると読むのは間違いで、中国は平和的な発展を外交の軸に据えている。第3に米国との関係だ。米国のアジア回帰戦略が中国を抑え込み、中国への接近が米国の不満を呼ぶとの見方は冷戦時代の発想だ。韓国は米国を軍事的盟友とする一方、中国にも近づいており、どちらも相互に関係を阻害しない。

中国は今後もさらなる発展が予測され、周辺国はともに利益を得るため、長期的な視野を持つことが必要だろう。（翻訳・編集/AA）