ChatGPTは画期的なブレイクスルーなのか―中国メディア

Record China    2023年2月11日(土) 14時0分

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10日、海外網は、近頃世界的に注目を集めている対話式文章作成ロボットChatGPTが世の中に大革命を起こす可能性について考察する文章を掲載した。

2023年2月10日、人民日報海外版オフィシャルサイトの海外網は、近頃世界的に注目を集めている対話式文章作成ロボットChatGPTが世の中に大革命を起こす可能性について考察する文章を掲載した。

記事は、米国のスタートアップ企業OpenAIが昨年11月末にリリースしたChatGPIがリリースからわずか5日でユーザー100万人を超え、2カ月後にはアクティブユーザー1億人を突破するほどの注目を集めたと紹介。その特徴は強力な言語処理能力にあり、天文から地理に至るまでありとあらゆる知識の質問に回答できる上、コーディングや数学の解答、スピーチ原稿の執筆、さらにはある人物の口調をまねたり、主観的な考えを論じたりすることもできると伝えた。

また、ChatGPTについて専門家らが「技術面で革新的なブレイクスルーはないが、アルゴリズムの先進性、長期的かつ大規模なラーニングの蓄積、強力な計算能力はいずれも短期的にコピーしたり超越したりできるものではない」と口をそろえていることを紹介した。

一方で、ChatGPTが「完全無欠」とはなおも程遠く、ユーザーの多くが「リアルなデタラメばかり作る」との感想を持っていると指摘。ChatGPTは高品質な情報をインプットされ、人間との対話ラーニングを積んだ分野については正しい回答を生成することができる一方で、ネット上に大量のフェイクニュースが存在する話題、中国語など英語以外の言語については支離滅裂な文章を作るとし、ChatGPT自身も「私は大量の情報を生成できるが、私は絶対に信頼できる情報ソースではなく、私の答えは時として不正確で完全ではない」と強調していると伝えた。

さらに、フェイクニュースの研究者がChatGPTに陰謀論やミスリード性の高い内容の文章を記述させると、あっという間に大量の「ソースがないのに人びとが信じてしまう」ような情報を生み出したとし、メディアの信頼性評価団体NewsGuardのゴードン・クロヴィッツ氏が「ChatGPTはインターネットにフェイクニュースをばらまく最強のツールになりうる」との見方を示したとしている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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