2023年2月9日、JTBCなど複数の韓国メディアによると、売春あっせんや常習賭博などの罪で懲役1年6カ月の判決を受けて服役していた人気グループ「BIGBANG」の元メンバー、イ・スンヒョン（芸名V．I）が出所した。

イは18年に起きた「バーニング・サン事件」の中心人物とされ、20年1月に売春あっせん、常習賭博など8の容疑で起訴された。裁判中に特殊暴行教唆の容疑も追加され、21年8月に懲役3年、追徴金11億5690万ウォン（約1億2039万円）の判決を受けた。イは判決を不服として控訴し、2審はイの量刑不当の主張を受け入れ懲役1年6カ月を宣告。昨年5月に大法院（最高裁に相当）が2審判決を支持し、懲役1年6カ月の実刑判決が確定した。

出所のニュースを受け、韓国のネット上ではイが芸能活動を再開するかどうかに注目が集まっている。ただ、韓国メディアのヘラルド経済は「現時点では、イが芸能活動を再開するまでに相当な時間が必要とみられる」と指摘している。バーニング・サン事件が長期にわたって取り上げられていた上、チョン・ジュニョン（19年3月、複数の女性との性行為を盗撮し、カカオトークのグループチャットで共有し逮捕された）のチャットルームのメンバーだったことでさまざまな疑惑が浮上したため、出所しても、冷めきった世間の目を克服するには相当な時間と努力が必要とみられるという。（翻訳・編集/堂本）