Record China 2023年2月9日(木) 16時0分
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ゲノム編集ベビーを誕生させた中国の科学者・賀建奎(ハー・ジエンクイ)氏が、自身の研究について「早すぎた」と語った。写真は本人の微博アカウントより。
ゲノム編集ベビーを誕生させた中国の科学者・賀建奎(ハー・ジエンクイ)氏が、自身の研究について「早すぎた」と語った。香港メディアの香港01が8日付で伝えた。
2018年11月、南方科技大学の副教授だった賀氏はゲノム編集技術を用いて双子の女児「露露(ルールー)」と「娜娜(ナーナー)」を含む3人の赤ちゃんを誕生させた。しかしその後、違法な医療行為を行った罪で懲役3年の判決を受け、22年4月に出所していた。
記事によると、賀氏はこのほど英紙ガーディアンの取材を受け、かつてゲノム編集で赤ちゃんを誕生させた家族とは引き続き連絡を取っていることを明かし、「露露と娜娜は正常で穏やかに生活を送っている。われわれは彼らを尊重すべきだ」と語った。
また、3人目のゲノム編集ベビーについても「正常な生活を送っている」とだけ明かし、「彼らのプライバシーを尊重したい。家族の幸せが第一であり、科学的な発見はその次だ」との考えを示した。
賀氏は自身がこれまでしてきたことについて多くの時間をかけて考えたといい、その結果を「早すぎた」との一言で総括した。
賀氏は出所後、北京で遺伝子治療の研究を専門とする実験室を設立したといい、「研究員の募集と動物実験を行っている。来週にはケント大学でオンラインセミナーを開催するほか、3月にはオックスフォード大学で講演を行う」と明かした。
過去4年間は大変だったかと聞かれると、「過去の経歴よりも重要なのは、今前進しているかどうか」とし、「新しいプロジェクトに注目しなければいけない」と語ったという。(翻訳・編集/北田)
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