台湾式旧正月のびっくり験担ぎを紹介

フライメディア    2023年1月21日(土) 0時0分

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すっかり旧暦の年末ムードとなった台湾、街はますます活気づき、旧正月に向けた買い出しをする人々で賑わっている。写真は門に飾る春聯の店。

すっかり旧暦の年末ムードとなった台湾、街はますます活気づき、旧正月に向けた買い出しをする人々で賑わっている。2023年の今年は1月21日が大晦日にあたる除夕(チューシー)。一般的に22〜24日が春節(チュンジエ)だ。旧正月休みのを国外で過ごそうとする台湾人も非常に多く、既に空港のチェックインカウンターは多くの人々で行列ができている。念願の日本に旅行する台湾人も多く、日本の様々な観光地で観光を楽しむ台湾人を見かけることだろう。

今回は新しい一年を最高の一年にすべく、旧正月の大晦日にタブーとされている禁止事項を紹介しよう。もちろんこれはあくまで験担ぎで、現在の台湾では気にしない人がほとんど。宗教熱心な人や占いを信じる人、年配者が気にする傾向で一般的には日本と同じく既に忘れ去られている。

大晦日の夜に洗濯をしてはいけない。鬼神がまとわりついて厄を運んでくる。もし洗濯をしてしまったら日が変わるうちに干し終わらなくては次の1年の健康運に影響する。大晦日に食べる年夜菜(ニェンイェツァイ 年越しの料理)は非常に重要で、食べている時に外から家に人を入れてはいけない。もし誰かが訪れてきたらその人に紅包(ホンバオ お年玉)をあげると家族の団欒、財運に影響を及ぼさない。薬を飲んではいけない。年末年始に薬を飲むと薬に頼る1年になってしまう。(常用している人は仕方ないとのこと!)

電気を消してはいけない。1年の運を明るくする為に旧暦大晦日の夜から元旦の明るくなるまでは家中の電気を消してはいけない。年を越してから帰ってはいけない。旧暦大晦日の夜は徹夜をすること、外出していたら夜0時までには帰宅して家族みんなで過ごすこと、さもなければ貧しい1年に。年夜菜を食べる前に風呂に入ること。0時以降に風呂に入ったりシャワーを浴びると1年の財運が洗い流されてしまう。

ゴミ出し、掃除をしてはいけない。掃除した時の汚れが神様についてしまうため、年夜菜を食べるまでに掃除は終わらせておくこと。年夜菜は食べきってはいけない、特に魚は残すこと。翌日に来る新しい年にとっておくこと。頭、しっぽはのこしておくこと。年年有餘(ニェンニェンヨウユィ)という言葉があり、幸せが余るほどあることを意味し、魚と餘の文字の発音が同じ事からきている。

これらの風習は地方によっても異なることがある。重ねて述べるがあくまでも昔から伝える験担ぎなだけで、あまり深く信じすぎてしまうと大変な年越しになってしまうのでほどほどにしよう。旧暦の来年が素晴らしい1年になることを祈る。(提供/フライメディア)

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