2014年7月5日、中国メディア・観察者網は、中国の習近平（シー・ジンピン）国家主席の韓国訪問を報じた複数の米メディアの記事を引用して伝えた。

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米誌フォーブスは、「中国、日本、北朝鮮、韓国の東アジア諸国は最近、外交路線や経済関係、軍事政策などの再構築に向けた動きを見せている」と指摘。「最も明確で芝居がかった動きは、習氏の訪韓だ」とした上で、「今回の訪問は、韓国が日本や米国と距離を置こうとしていることを意味している」と述べた。また「中韓が接近し、日韓関係が冷え込むことは、米国の無能さに等しく、米国に焦りをもたらしている」とも指摘した。

3日付ニューヨーク・タイムズは「習氏の訪韓にワシントンは強い警戒心と関心を抱いている」と指摘。千英宇（チョン・ヨンウ）元韓国大統領府外交・安全保障担当首席秘書官の発言を引用し、「中韓両国は、日本の集団的自衛権行使容認に厳しい態度を示している。習主席の訪韓の目的は、韓国と日米をできるだけ引き離すことだ」と伝えた。（翻訳・編集/NY）