中国紙「人民日報海外版」のニュースサイト「海外網」によると、韓国メディアの「news1」はこのほど、中国で春節（旧正月）の大型連休（今年は21～27日）の海外旅行予約件数が前年の春節と比べ6．4倍に増えたことについて報じた記事で、「行き先で韓国はトップ10圏外」との見出しを打った。

news1の記事は、中国オンライン旅行大手、携程集団（トリップドットコム・グループ）のデータを引用したもので、春節の大型連休の海外旅行予約件数が前年の春節と比べ6．4倍に増えたことや、予約の平均金額が32％増えたことなどを取り上げた。

続いて、行き先のトップ3はオーストラリア、タイ、日本の順で、特にオーストラリアのメルボルンは50倍以上、バンコクは10倍以上に増えたこと、4位以下は香港、マレーシア、米国、シンガポール、英国、マカオ、インドネシアと続き、韓国はトップ10圏外だったことを伝えた。

また、フランス、タイ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどの観光当局が続々と中国人観光客を歓迎すると表明しているとし、特にタイの観光庁が中国人観光客の戻りを歓迎するイベントの開催を発表し、今年1～3月に30万人以上がタイを訪れると予測していることも伝えた。（翻訳・編集/柳川）