2014年に消息絶ったマレーシア航空機の破片、マダガスカルで洗濯板として使われていた―中国メディア

Record China    2022年12月21日(水) 11時0分

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20日、マダガスカルで洗濯板として使われていた金属板が、2014年に消息を絶ったマレーシア航空機の一部と判明したニュースが、中国版ツイッターの微博(ウェイボー)で注目を集めている。写真はマレーシア航空

2022年12月20日、中国版ツイッターの微博(ウェイボー)で、アフリカのマダガスカルの漁師の家で5年前から洗濯板として使われていた金属板が、14年3月8日に消息を絶ったマレーシア航空370便(MH370)の機体の一部だったことが判明したニュースが注目を集めている。

中国メディア「中国新聞週刊」の公式アカウントは、ハッシュタグ「MH370便の破片が5年間漁師の洗濯板に(MH370砕片被漁民当洗衣板5年)」付きでツイートし、「マダガスカルのある漁師が海辺で拾った金属板は、5年間その妻に洗濯板として使われていたが、今になって、それが今世紀最大の航空ミステリー解明の重要な証拠であると知らされた」「今月12日、米国出身の法律家で自主的にMH370便の機体の残骸を捜索しているブレイン・ギブソン氏と英国の航空関連技術者であるリチャード・ゴッドフロイ氏は、このマダガスカルの漁師の『洗濯板』が、航空機が着陸の際に使うタイヤとそれを支持するランディング・ギア(降着装置)を機体内部に格納するドアの破片と考えられると報告した」「破片は32インチ×28インチ(約81センチ×71センチ)のサイズで、これまで発見された物より大きく、その損傷状況からMH370便が海面に接触した時点でランディング・ギアが意図的に降ろされた状態にあり、事件の背後に計画的な犯罪の可能性があると推測された」「複数の航空安全の専門家にこの件を尋ねたところ、MH370便失踪以来、最も価値のある破片だが、ランディング・ギアが意図的に降ろされていたのかは断定できない。機械の故障による可能性も排除できないとの回答があった」と伝えた。

さらにツイートでは、「17日、ギブソン氏は『中国新聞週刊』の取材に対し、新しく発見した破片により、MH370便がどのように墜落したかを知る事はできるが、その原因やその時飛行機を操縦していたのは誰かもわからない。ただ、新しい証拠の発見で、事件に関係する政府や組織が18年以来4年も停滞しているMH370便の再捜索に乗り出してくれたらいい」「われわれの報告は初歩的な調査でしかない。政府の専門的な組織がより正確な結論を出してほしい」「中国政府にその意思かあるなら、破片を中国政府に譲ってもいい」と伝えた。

このツイートに対し、他のネットユーザーからは「アフリカで見つかるなんて」「遺族に何の知らせもないのはかわいそうだ」「事件の真相はとっくに分かってもいい頃なのに」「陰謀論は多いが、事件の本筋ではなさそうだ」「諦めずに残骸を探し続けているのがマレーシア人でも中国人でもないとは」「昔のタイタニック号、今のMH370便」「迷宮入りになるのか」「破片を譲られても、中国政府は調査をしないだろう」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/原邦之

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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