Record China 2022年12月19日(月) 7時0分
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17日、新浪財経は、中国国務院シンクタンクの関係者が、現在の中国産業界が直面している圧力について論じたことを報じた。写真は北京。
2022年12月17日、新浪財経は、中国国務院シンクタンクの関係者が、現在の中国産業界が直面している圧力について論じたことを報じた。
記事は、国務院発展研究センターの隆国強(ロン・グオチアン)主任が17日、北京市内で開かれたイベントで講演を行い、世界経済の状況について論じたことを紹介。「グローバル化の調整期間に入り、国際貿易ルール制定の主導権争いが日増しに激しくなっている」とした上で、現在の経済のグローバル化には、多国間貿易ルール制定をはじめとする各種の停滞化、地政学やイデオロギーを持ち出す政治化、米国とその同盟国の結託に見られる集団化、そして安全保障を理由に経済や貿易を「武器」として扱う安全化という4つの傾向が見られると語ったことを伝えた。
また、米中関係については「競合関係が深まるにつれ、両国間の角逐がますます激しくなっている」とし、米国が自国の優位、覇権を守るために自国の技術革新を支援しつつ中国を囲い込み、その追い上げを妨げようとしていると主張したことを紹介している。
隆主任はさらに、中国が多くの外的な試練に直面していると述べ、中国が現在受けている3つの圧力を列挙。1つめは「米国とその盟友が意図的な囲い込み、打撃により、中国を孤立させようとしている」点を挙げた。
2点めでは「従来の労働集約型産業の競争力が削がれ、自国よりコストの低い国との競争で苦戦を強いられると同時に、資本、技術集約型のサービス、製造型産業へと進化する中で自国より収入水準の高い先進国との競争も強いられている」こと、そして3点めでは「オープンな分野における安全リスク上昇、産業チェーンの安定運営、資源環境の対外依存、食糧の安全、情報技術の発展、金融分野の安全などといった問題が顕著になりつつある」ことに触れた。(翻訳・編集/川尻)
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