2022年12月14日、中国中央テレビ（CCTV）は、上海の港で国産自動車が積み込み待ちによる長蛇の列をなす様子を「非常に壮観！」と報じた。

記事は、中国税関総署のデータで、今年1〜11月の自動車輸出が前年同期比54．9％増の298万4000台となり、11月単月だけで同70．51％増の37万台を輸出して過去最高を記録したと伝えた。

また、上海からは今年1〜10月に112万2000台、1501億8000万元分（約2兆9000億円）の自動車を輸出しており、このうち電気自動車（EV）が前年同期比92．5％増の41万7000台、同115．5％増の862億元（約1兆7000億円）と目覚ましい成果を挙げているとした。

そして、上海の海通国際自動車埠頭では世界各地へと出港する船への積み込みを待つ2600台余りの国産自動車が長蛇の列を成していたと紹介。港の関係者が「主にオーストラリア、地中海、オセアニア向け。新エネルギー車の大規模な輸出に対応するために、船への積み込みにあたって必要な大量の充電スポットを設置した」と語ったことを伝え得ている。（翻訳・編集/川尻）