Record China 2022年12月9日(金) 16時0分
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サッカーのW杯カタール大会で日本とスペインが共にベスト16で敗退したことについて、中国の著名なスポーツ評論家で司会者の黄健翔氏が両国に共通する問題点を指摘した。
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で日本とスペインが共にベスト16で敗退したことについて、中国の著名なスポーツ評論家で司会者の黄健翔(ホアン・ジエンシアン)氏が両国に共通する問題点を指摘した。
日本とスペインはサッカーにおいて、フィジカル(身体能力)的にはやや劣ること、パスをつないで試合を組み立てることなど、似た要素が多いと言われる。
黄氏は「スペインのポゼッション(ボールを保持して相手を崩す)はなぜ非効率なのか。それは要所に身体能力の高い個が不足しており、相手を引き裂く鋭さに欠けるためだ」と指摘。「シャビ、イニエスタ、セスクら(優秀なMF)がいた頃はパスのテンポやスピードが今よりも速く、局所的に緩急をつけていたので相手(守備陣)を打ち破ることができたが、今のパスサッカーは単調だ」とした。
また、「日本も同様の問題を避けることができない」とし、「頭(判断力)と技術はすでに世界トップレベルに達しているが、絶対的な身体能力がチームの上限を決めることになる。この欠点は将来的に、多民族系(混血など)の選手で解決するしかない」と論じた。
身体的な強さや高さは元日本代表監督のジーコ氏らも指摘したウィークポイントで、2018年ロシア大会のベルギー戦も相手にそこを突かれて失点を重ねた経緯がある。
中国のネットユーザーからは「結局は黒人系の選手が必要ってことか」「イニエスタは天才だったから(例外)ね」「あの頃はフェルナンド・トーレスもいた」「スペインにはハーランド(“怪物”と呼ばれるノルウェー代表FW)が必要」「頭の良さは下限を保つが、超人的な身体能力は上限を突破する」「確かに。日本にも身体能力に優れ、ボールを収められるFWがいればチームはより先へ進めたと思う」「日本に足りなかったのはチョ・ギュソン(今大会活躍した韓国の大型FW)」といった声が寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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