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W杯韓国代表選手たちへの度を越した誹謗中傷、「本当の敗北は試合後に訪れた」と主要紙

Record Korea    2022年12月2日(金) 21時0分

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サッカーW杯の対ガーナ戦で敗れた後、韓国代表チームの選手たちには度を越した誹謗中傷が集中。主要紙は「本当の敗北は試合後に訪れた」と総括した。

韓国サッカーの慢性的な問題が再び浮き彫りになった、と韓国紙が報じた。ワールドカップ(W杯)対ガーナ戦で敗れた後、代表チームの選手たちに集中した度を越した誹謗(ひぼう)中傷だ。記事は「本当の敗北は試合後に訪れた」と指摘。「悲しいことに私たちは勝利よりも大事なものを失った」と総括した。

ハンギョレ新聞によると、ガーナ戦が終わった後、韓国代表チームのキャプテン、ソン・フンミン(英トッテナム)のインスタグラムは、一晩中あらゆる悪質な書き込みで荒れた。

そこにはアジア選手として初めてイングランド・プレミアリーグ(EPL)の得点王に輝き、国民に喜びを与えた英雄の姿はなかった。ただ敗北の怒りをぶつける対象と化していた。眼窩(がんか)骨折にもかかわらず、フェースマスクを装着して何物にも代えがたい実力のため、危険を承知でW杯に出場しなければならなかった選手に対する尊敬の念は全く見られなかった。

ガーナ戦で先発出場したクォン・チャンフン(金泉尚武)は、自分はもちろん恋人のSNSまで炎上した。守備と攻撃を行き来しながら献身的にプレーしたキム・ジンス(全北現代)も、本人はもちろん家族まで非難と嘲弄(ちょうろう)を受けた。

他の選手たちも同様の悪質な書き込みに苦しんだ。その後、多くのファンが「善意の書き込み」で誹謗中傷を中和したが、選手に対する度を越した非難が相変わらずであることを改めて確認した出来事だった。

英国の「テレグラフ」はガーナ戦について「完璧なW杯のドラマのための要素には、素晴らしいゴール、芸術的なカウンター、息つく暇もない流れの転換、最後の守り、立派なゴールキーパー、得点を祝ってカメラの前で吐くスラング、試合終了ホイッスルにひざまずいて涙を流すスーパースターの姿がある」と報道。「この試合にはそのすべてが揃っていた。本当に素晴らしい戦いだった」と称賛した。

そして「この試合が彼らの伝えられる楽しさを示すものなら、(韓国とガーナ)両方ともベスト16入りする資格がある」と評価した。海外メディアからは賛辞が送られているのに、韓国国内ではむしろ選手たちに唾を吐いているわけだ。

ハンギョレ新聞は「韓国サッカーは血と汗と涙の混じった努力のおかげで、これまで少しずつ発展を重ねてきた」と強調。「バックパスとオウンゴールを繰り返しているのは、匿名の裏に隠れて選手たちの魂にナイフを突き刺す人たちだけだ」と述べ、心ない攻撃の嵐を手厳しく批判した。(編集/日向)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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