韓国・仁川で13日に行われたラグビーの国際大会の韓国対香港の試合で、国歌斉唱時に中国国歌「義勇軍進行曲」ではなく、香港の民主化デモで歌われた曲「香港に栄光あれ(Glory to Hong Kong)」が演奏されたのは「個別の事例」ではなかったとする記事が、中国ウェブメディアの観察者網に19日付で掲載された。
記事によると、6日にドバイで開催されたラグビー2023年ワールドカップ(W杯)フランス大会最終予選の香港対ポルトガルの試合。そのハイライト映像がユーチューブのチャンネル「RugbyPass」で公開されたが、香港代表の選手らが整列して「義勇軍進行曲」を斉唱する際、字幕には「Glory to Hong Kong」と誤って表示されたことが分かった。問題の動画は現在、視聴できない状態になっている。
香港ラグビー協会が19日発表した今回の件に関するコメントによると、ドバイでの試合の映像に「Glory to Hong Kong」と表示されていたことが分かり、直ちに大会主催団体であるワールドラグビーに連絡したところ、「画像作業者のミス」との説明があったという。
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