Record China 2022年11月11日(金) 13時0分
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独メディアのドイチェ・ヴェレは10日、カナダのメラニー・ジョリー外相が企業に対し、「中国と深い関係に巻き込まれないように」と警告を発したことを伝えた。
ジョリー氏は9日、トロント大学で講演した際、「1970年の中国は今日のような中国ではなかった。中国はますます破壊的な世界の大国になっている」とし、「中国はこの地球の環境を、私たちの利益や価値観からさらに離れる世界にしようとしている」と語った。
また、「世界の安全保障、ビジネス、平和を破壊する中国の行為にカナダは重大な懸念を示しており、その中にはウイグル族に対する紛れもない人権侵害が含まれている」とした上で、「中国で、あるいは中国とビジネスをしているカナダ人に言いたいのは、皆さんは冷静さを保つ必要があるということ」だとし、中国とのビジネスに地政学的リスクが存在するとの考えを示した。
ジョリー氏はこのほか、カナダは台湾との経済的な結びつきを深め、香港の言論・報道の自由を引き続き支援していくとも表明した。
記事は、「こうした発言は、これまで中国との関係を激化させることを避けてきた、トルドー首相率いる自由党の対中政策が大きく転換しつつあることを示している」と報じた。
一方、中国外交部の趙立堅(ジャオ・リージエン)報道官は10日の会見で「中国は終始世界平和の建設者、世界発展の貢献者、国際秩序の擁護者であり、永遠に覇を唱えることはない」「陣営の対抗をあおるやり方は人心を得られない」「台湾、新疆、香港の問題は中国の内政であり、他国が口を出すことは許されない」などと反論し、「中国とカナダの関係は、カナダ側が客観的かつ公正に中国を見ることができるかどうかにかかっている」と主張した。(翻訳・編集/北田)
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