Record China 2022年11月7日(月) 20時0分
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中国メディアの新民晩報は6日、サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会開幕を目前に控えた日韓がそれぞれ悩み事に直面しているとの記事を掲載した。
記事は、日本代表の森保一監督が「ベスト8」を目標に掲げれば、韓国ではアンケートを受けた人の大半が韓国のグループリーグ(GL)突破を予想するなど、アジアで抜きんでた存在である日韓両国がそれぞれ高い理想を掲げているとする一方、「現実は予想以上に大変かもしれない」と指摘した。
まず日本について、「日本代表メンバーが発表された時、東京から500キロ以上離れた神戸では困ったことが起きた。大迫勇也の選出を見届けようと多くの記者が集まっていたが、読み上げられたリストにその名前はなかったのである」とし、発表直後から森保監督の選考を批判する声が相次いだと伝えた。
その上で、「日本は最終予選から得点力不足という課題がなかなか解消できずにいる。アジアでの戦いとは異なり、W杯では高い確率で相手にボールを支配されると見られる。その場合、求められるのはより高い得点効率である」とし、日本は中盤でチャンスメイクをする人材は不足しないものの、最後のフィニッシュを決めるストライカーが不在だとした。
また、「森保監督は自信を見せており、リストだけを見れば日本は確かに強豪国と競い合うだけの力を持っている」とする一方、「W杯で監督にのしかかる試練は想像をはるかに超える。予選では選手の能力と『涙目』で連勝し、一時的に信頼失墜の危機を回避したものの、頑固な彼はカタールで一体何を頼りにできるだろうか」と疑問を投げ掛けた。
一方、韓国については「プレミアリーグでアジア人初の得点王に輝いたソン・フンミンやセリエA月間最優秀DFに選ばれたキム・ミンジェを擁するなど、欧州で活躍する選手が少なくないメンバーはここ数年で最強とも言える」と説明。ただ、ソン・フンミンの顔面骨折の負傷によって暗雲が立ち込めているとも指摘した。
記事は「大韓サッカー協会によると、ソン・フンミンがW杯に間に合う可能性は高いようだが、コンディションへの影響は必至だ」とし、韓国メディアからはソン・フンミン不在時のための「プランB」を用意しておくべきだとの提言が相次いだと説明した。しかし記事は「ベント氏が韓国代表監督に就任して以降、ソン・フンミンへのチームの依存度は前任者のそれを大幅に上回っており、短期間に代役を探し出すのは至難の業だ」とした。
また、「ベント氏にはポルトガル代表監督時代にクリスティアーノ・ロナウドに頼りすぎたという“前科”があり、今回のカタール大会でのソン・フンミンにかかる負担はロナウドよりも重くなる可能性がある」とした上で、「不適切な言い方かもしれないが、韓国のW杯での成績とベント監督の今後の仕事は、ソン・フンミンの主治医とリハビリトレーナーの腕にかかっているかもしれない」と論じた。(翻訳・編集/北田)
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