中国共産党系の人民日報（電子版）は2日、韓国で薬物犯罪が増加しているとする記事を掲載した。

記事によると、今年1～7月の薬物犯罪検挙者数は1万人を超えている。2021年には国内57カ所の下水処理場のすべてでメタンフェタミン（ヒロポン）やフェンジメトラジンなどの麻薬成分が検出されたと報じられた。薬物犯罪検挙者数は18年の8107人から21年は1万626人へと増加している。

薬物犯罪で検挙された小学生から大学院生までの人数は、18年の140人から、19年が195人、20年が323人、21年が346人へと急増。今年は8月までで255人となっている。一方で、全国の小・中・高校では、19年から21年までの青少年対象麻薬類予防教育履修率は3．4％にとどまっている。

外国人の薬物犯罪件数は12年の359件から21年は2335件と約6．5倍に増加した。国籍の数も12年の31から21年は77に増えた。外国人の薬物犯罪のうち「使用」が全体に占める割合は12年の61．8％から21年は44．7％へと低下した一方で、「密輸」は5．8％から20．5％へと大幅に上昇した。（翻訳・編集/柳川）