<南シナ海問題>中越対立に解決の糸口見えず、中国は新たに石油採掘プラットホーム派遣―米メディア

Record China    2014年6月29日(日) 4時3分

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27日、南シナ海での中越対立は間もなく2カ月を迎えるが、いまだに解決の糸口は見つかっていない。写真はベトナム・ダナン国際空港。待合室にベトナムの領海主張を宣伝する地図が貼られている。

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2014年6月27日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトは「南シナ海での中越対立、袋小路の打破は難しく」と題した記事を掲載した。中国の石油採掘プラットホーム設置に端を発した南シナ海での中越対立。間もなく2カ月を迎えるが、いまだに解決の糸口は見つかっていない。

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ベトナム政府は先日、反中デモで被害を受けた企業に対する保険金支払い、税金還付を行うなどの対処を行った。ベトナム外務省報道官は速やかな補償が行われたことで、外資系企業の運営には問題が生じていないと強調した。しかしベトナム政府がデモを押さえ込んだとしてもそれだけで中越関係が好転するわけではない。

中国の楊潔●(ヤン・ジエチー、●は竹かんむりに褫のつくり)国務委員はこのほどベトナムを訪問したが、その直後に中国政府は新たに4基もの石油採掘プラットホームが南シナ海に移動中だと発表した。うち1基は中越領海の境界付近に設置される。

また、南シナ海パラセル諸島(中国名・西沙諸島)近海での中越船舶のにらみ合いは続いている。ベトナム当局は26日、これまでにベトナム巡視船27隻が計100回以上もの体当たり攻撃を受けたと発表した。一方、中国側はベトナムによる中国船への衝突は1000回以上だと主張している。(翻訳・編集/KT)

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