ドイツ人男性が車に「Z」、59万円の罰金―独メディア

Record China    2022年10月27日(木) 21時0分

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26日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、ドイツで自動車に「Z」の文字を貼り付けていた男性に4000ユーロ(約59万円)の罰金が科されたと報じた。写真はハンブルク。

2022年10月26日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、ドイツで自動車に「Z」の文字を貼り付けていた男性に4000ユーロ(約59万円)の罰金が科されたと報じた。

記事によると、ハンブルクの裁判所で25日、62歳の男性がロシアの戦争を支持する「Z」の文字を自動車に貼り付けていたとして、4000ユーロの罰金が言い渡された。起訴状によると、男性は今年3月下旬に青い「Z」の文字が書かれたA4の紙を自動車のリアガラスに貼り付けてハンブルク市内を走行したとされており、当初、裁判所は公開審理を経ない簡易手続きを通じて1800ユーロ(約27万円)の罰金を言い渡したものの、男性がこれを不服として上訴したため公開審理が開かれ、その結果、罰金額が4000ユーロにまで引き上がったという。

男性は「Z」の文字がロシアによる戦争を支持していることを表すものではなく「単なるアルファベットの文字だ」と主張。これに対して検察側は「Z」の文字を自動車に貼り付けることでロシアによる侵略戦争への支持を表明する意図を持っていたとし、裁判官も「被告は『私はプーチンを支持する』というメッセージを発出した」との認識を示したという。

記事は、ドイツで特定の状況において「Z」の文字を使用することは、「刑法典」の条項に基づく「国際法に反した侵略戦争を認可する違法行為」とみなされると紹介。2月末のロシアによるウクライナ進攻以降、ロシア軍の戦車の多くに記された「Z」の含意を巡ってさまざまな憶測が流れる中、ロシア国防省が3月に「勝利のため(Za pobedu)」という意味を表すとの見解を示したことで、侵略戦争を支持するプロパガンダ的シンボルとして用いられるようになり、ファッションや広告にも出現するようになったと解説している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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