Record China 2022年10月26日(水) 17時0分
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羽生結弦さんのファンであるコラムニストが24日、「羽生結弦がスケートファンの『リクエスト』受ける、このプログラムがトップになったのはなぜか」との文章を百度に掲載した。
プロフィギュアスケーターの羽生結弦さん(27)のファンであるコラムニストが24日、「羽生結弦がスケートファンの『リクエスト』受ける、このプログラムがトップになったのはなぜか」との文章を中国のポータルサイト・百度(バイドゥ)に掲載した。
文章はまず、羽生さんが自身のYouTubeチャンネル「HANYU YUZURU」でメンバーシップ(会員制度)を設定した後、会員向けにアイスショーで見たいプログラムの「リクエスト」を募ったと説明。ファンらが遠慮なくそれぞれの好みのプログラムを要望する中、「あるファンの大まかな統計によると、トップの票を集めているのは『Origin』だった」と紹介した。
その上で、「双璧をなす『バラード第1番』と『SEIMEI』でも、直近の『天と地と』でも、『Hope and Legacy』でも、『ロミオとジュリエット』でもなく、『Origin』だった。なぜだろうか」と問いかけた。
文章は「Origin」の衣装に言及。「羽生結弦の衣装はどれも芸術品と言えるが、『Origin』の黒と紫の2バージョンはおそらくその中でも最も特別な存在だ」とし、2018年の黒バージョンを「強烈な黒と金のデザイン。強大で覇気に満ち、“神性”を十分に備えた黒金の大魔王」と評し、19年の紫バージョンについては「『バラの精霊』をモチーフにそれまでなかった紫を取り入れた」と述べ、「いずれの衣装もこのプログラムにおける常人離れした神がかった側面を非常によく表している」とした。
そして、「幸運にもアイスショーで再び『Origin』を見ることができた場合、彼が黒バージョンを着るのか、紫バージョンを着るのかも気になるところだ」とし、「いずれにしてもこの2着にはそれぞれの雰囲気があり、ファンもいる。どちらが出てきても大歓声に迎えられることは間違いないだろう」と述べた。
次に、18年の平昌五輪後に羽生さんが現役続行を選択したことについて、「『すべてを手に入れたのにこれ以上進み続ける原動力は何なのか』という驚きと、『好きだから戦い続ける羽生結弦らしい』という納得があった」とし、「この時に彼が再び原点に立ち返るために選んだプログラムこそ『Origin』だったのだ」と説明した。
さらに、「『Origin』の2シーズンは悲壮感という言葉に集約できるだろう。フィギュアスケート界でGOE5(出来栄え点がプラスマイナス5点)の時代が始まってから、『Origin』は羽生に新記録をもたらす一方、彼の血のにじむような挑戦を何度も目撃してきたのだから」と説明した。
文章は「『Origin』はせわしないという印象を受ける人も多いのではないか。フリーの時間が短縮されるというルール変更があったが、このプログラムの構成は削られるどころかぎっしり詰まっている」とし、「この構成は、『できることをすべて観客に届けよう』としているような華やかさに満ちている」と評した。
そして、「(平昌五輪後)北京五輪への道のりにおいて、『Origin』はまさに原点のような存在だった。そして今、さらなる成長を遂げた羽生結弦は自身のフィギュアスケート人生の第2幕を開いた」とし、「彼の初のソロアイスショーのタイトルは『プロローグ(序章)』だ。『Origin(起源)』というのはまさにぴったりの選択ではないだろうか」とつづっている。(翻訳・編集/北田)
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