Record China 2022年10月17日(月) 21時30分
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15日、新華網は、世界で使われなくなり放置または遺棄されている携帯電話の数が53億台に上る見込みであることがベルギーの電子ごみ関連機関による報告で明らかになったと報じた。
2022年10月15日、中国メディアの新華網は、世界で使われなくなり放置または遺棄されている携帯電話の数が53億台に上る見込みであることがベルギーの電子ごみ関連機関による報告で明らかになったと報じた。
記事は、今年で5回目となる10月14日の「世界電子ごみデー」に合わせて、ベルギーの首都ブリュッセルに本部を置く電子・電気設備廃棄物フォーラムが報告書を発表し、現在世界で所有されている携帯電話160億台のうち約3分の1に当たる53億台が遺棄または放置されているとの予測を示した上で、遺棄、放置されている携帯電話のリサイクルを呼び掛けていると伝えた。
そして、報告書では、携帯電話の厚さを9ミリとして計算した場合、遺棄、放置されている携帯電話を積み重ねると高さ約5万キロメートルとなり、国際宇宙ステーション軌道がある高さの120倍、地球から月までの距離の8分の1に相当するとの数字が示されたと紹介している。
また、同フォーラムは今年6〜9月に欧州6カ国の8775世帯に対して調査を実施したところ、1世帯当たりで所有する携帯電話、タブレット端末、ノートパソコン、ドライヤーなどの電子製品の数が74点に上り、そのうち使用可能であるにもかかわらず放置されているものが9点、壊れていて遺棄されているものが4点含まれていたことが明らかになったとした。
さらに、調査では差し迫った使用機会がないにもかかわらず電子製品を買いだめしたり、リサイクルせずに放置する3大理由が「今後使うかもしれないから」「転売したり他人にプレゼントしたりするため」「古いものに対する愛着」であることも判明したと伝えている。(翻訳・編集/川尻)
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