2022年10月14日、新浪科技は、ブラジルでiPhoneに充電器を付属しなかった米アップルに対し、現地の裁判所が罰金判決を言い渡したと報じた。

記事は、ブラジル国内で消費者や納税者などからなる団体が「iPhone販売時に充電器を付属させないのは違法だ」として現地の裁判所に訴えを起こしたと紹介。サンパウロ州の裁判所が13日、アップルに対して1億レアル（約28億円）の罰金支払いとともに、今後ブラジル国内でiPhoneを発売する際には充電器を付属するよう命じる判決を言い渡したと伝えた。

そして、アップルが以前に「充電器を付属しない理由は二酸化炭素排出を低減するため」と主張していたことについて、裁判所が「クリーンな環境の提唱と称し、従来付属していたものと同じ充電器を別途消費者に購入するよう強迫していたことは明らかだ」としてアップルの主張を退け、アップルはこの判決を不服として控訴を行う姿勢を見せたとしている。

この件について、中国のネットユーザーは「われわれもブラジルを見習おう」「環境保護っていうなら、スマホを太陽電池で充電できるようにしてくれよ」「あの高い値段で充電器も付かなくなって、それを環境保護のせいにしている」「充電器を付けないなら、その分価格を割り引くのが筋だろう」「クックさん（アップルの最高経営責任者）、考えてみてくれ。スマホを売らないのが一番の環境保護じゃないのか」など、ブラジルの裁判所による裁定を支持するコメントを多く残している。（翻訳・編集/川尻）