中国が日本を抜いて自動車輸出世界一になるまであとどのくらいか―中国メディア

Record China    2022年10月14日(金) 22時10分

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11日、百度に「中国が日本を抜いて世界一の自動車輸出大国になるにはあとどれほど時間がかかるか」と題した文章が掲載された。

2022年10月11日、中国のポータルサイト・百度(バイドゥ)に「中国が日本を抜いて世界一の自動車輸出大国になるにはあとどれほど時間がかかるか」と題した文章が掲載された。以下はその概要。

今年1〜8月の中国の累計自動車輸出台数が前年同期比47.5%増の191万台となり、世界第2の輸出大国だったドイツを抜いた。特に新エネ車の輸出は前年同期比97.4%増の34万台となり、新たな成長の原動力となっている。

国産新エネブランドは近頃続々と海外市場進出を発表しており、蔚来は10月8日に欧州4カ国での事業展開を発表した。BYDも7月に日本の乗用車市場に進出した。2月に欧州進出を発表した嵐図は、6月に海外初となる販売拠点をノルウェーのオスロ市街地にオープンさせた。哪吒汽車は今年、タイの子会社と欧州事業部を相次いで立ち上げ、小鵬は昨年にオランダ・アムステルダムに欧州本社を設置したほか、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、スウェーデンに事務所を構えた。愛馳は今年8月、イスラエルに設置した海外初の納車センターを稼働させた。

中国の自動車輸出は量だけでなく、質の向上も伴っている。今年1〜7月の乗用車輸出単価は1万5000米ドル(約220万円)で、12年の7280ドル(現在のレートで約107万円)から倍増した。また、輸出先も「一帯一路」沿線国市場から欧米など先進国市場へと拡大している。

中国自動車工業協会の関係者は、中国の新エネ車産業について「長年の発展により、すでに消費者のニーズを満たせるようになっており、品質面でも国際市場で一定の競争力を持つようになった」と語るとともに、バッテリー、モーター、制御装置など新エネ車のサプライチェーンも整い、生産規模の拡大によって品質がますます安定し、コスト管理も良好であるとの見方を示した。

一方で、中国のブランドには蓄積不足という弱みもある。海外市場では中国ブランドの知名度はおしなべて低く、「中国ブランド」で海外進出を進めていくにはさらに投資を行い、比較的長い期間の損失を覚悟しなければならず、メーカーは高いハードルを越えていかなければならない。

海外市場における中国ブランド自動車の浸透度を高めることが、自動車輸出を増やすために不可欠だ。そしてまた、現在の輸出台数には外国企業との合弁ブランド車も含まれている。中国が日本を抜いて世界一の自動車輸出大国となるには、まだまだ長い道のりが必要だ。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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