中国新興EVメーカー蔚来、ドイツなど欧州4カ国でカーリース形式での車両提供開始

Record China    2022年10月11日(火) 6時0分

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8日、界面新聞網は、中国の新興電気自動車メーカーの蔚来がドイツなど欧州4カ国でリース事業を開始すると報じた。写真は蔚来の発表イベント。

2022年10月8日、界面新聞網は、中国の新興電気自動車(EV)メーカーの蔚来がドイツなど欧州4カ国でリース事業を開始すると報じた。

記事は、昨年より欧州市場への進出に動き出していた蔚来がドイツでの10月7日に開催したイベントで、ドイツ、オランダデンマークスウェーデンの4カ国でのサービス提供開始を宣言したと紹介。同社の計画によれば、25年までに欧州の25カ国・地域にまでサービス範囲を拡大する予定だと伝えた。

一方で、欧州4カ国では自動車の販売は行わず、サブスクリプション方式によるリースサービスのみを提供するとし、同社の創始者である李斌(リー・ビン)CEOが8日、税収制度や消費習慣の違いから現地では高級モデルの長期リースが形式として適切と判断したことを説明したと紹介している。

記事によれば、欧州4カ国で導入されるのはET7、EL7(中国でのモデル名はES7。今年6月にES6およびES8両モデルの名称について、アウディからS6、S8の商標権侵害で訴訟を起こされたことに配慮して欧州でのモデル名を変更した)、ET5の3車種の予定で、リース期間は最短1カ月、最長5年となっている。サブスク価格は毎月1000〜1500ユーロ(約14万〜21万円)で、メンテナンスやバッテリー交換、保険などのサービスがセットとなっている。ET7は10月16日から、EL7は来年1月から、ET5は来年3月から引き渡しが可能になるという。

蔚来は現在までに欧州ですでに38万カ所の充電スポットを確保しており、ドイツに設置したバッテリー交換拠点も運用が始まった。今年末には欧州域内に20カ所のバッテリー交換拠点を設ける予定で、23年には120カ所、25年には欧州を中心として世界で1000カ所まで増やす計画だ。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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