もうすぐ日本旅行解禁!―香港メディアが「???」な日本語表示を紹介

Record China    2022年10月9日(日) 23時0分

拡大

香港メディアは日本旅行が解禁されることを受け、関連情報を掲載しはじめた。訪日した中国人は漢字表記を見れば理解できる場合が多いが 「???」となってしまう場合もある。写真はその一例の「春雨料理」。

香港人は、世界で最も日本旅行をしている人々と言える。日本政府観光局によるとコロナ発生前の2019年に日本に旅行した人は延べ約229万人だった。中国人(大陸)の約959万人、韓国人の約558万人には及ばないが、同年の香港の人口が約751万人だったことを考えれば、赤ん坊から高齢者までを含めて、香港人の約3.3人に1人が日本旅行をした計算になる。中国人の146.7人に1人、韓国人の9.3人に1人よりも多く、日本旅行の人気が高いことで知られる台湾人の4.8人に1人よりも多い。

香港メディアの香港01は、日本政府が11日に、外国人に対する入国規制を大幅に緩和することを受け、漢字圏に暮らす香港人がそのままでは理解できない日本における「漢字表示」を紹介した。同記事によると、多くの香港人がすでに、日本旅行の計画を立てて準備を始めているという。以下は、その一部の紹介と解説だ。

「割引」…この漢字から「料金引き下げ」は連想できない。

「処分」…中国語でも「規則・規約などを破った者に罰を加えること」、すなわち「処罰」の類義語としては使われるが、「在庫品一掃」の意味では用いられない。

「徳用」…中国語圏で育った人は「徳」の文字を見て「利益になる」とは連想できない。「一つの包装の中に通常よりも多く入っているので単価としては割安」を意味する中国語は「経済装(ジンジージュアン)」など。

「人参」…中国人はこの文字を見ると「高麗人参」と思ってしまう。中国語で人参は「紅蘿蔔(ホンルオボ)」、直訳すれば「赤ダイコン」。

「御結」…中国語では「飯団(ファントゥアン)」と言う。

「湯」…現代中国語の「湯(タン)」は「スープ」の意。

「春雨」…中国語の食材名は「粉絲(フェンスー)」。香港01記事は「春雨」の日本語食材名を、「ちょっとロマンティック」と評した。なお、中国語の「粉絲」は「ファン」「フォロワー」の意味でも用いられる。英語の「Fans」の音訳とされる。

「注文」…中国人は「説明、注釈」などと理解してしまう。

「切符」「改札」…これらの語も中国人などには理解不能。香港01記事は「改札」について、「改」は「確認する」、「札」は乗車券などのことと説明した。

「風呂」…日本語の「風呂」はかつて、「蒸し風呂」を指した。現代日本語では主に「浴室」「浴槽」「入浴する」と、温水を使って体を洗ったり温める行為を指すようになったが、中華圏の人は個別の漢字の意味から考えるので、「風」と「温水」は結びつかない。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携