サッカーのU-17（17歳以下）アジアカップ予選で中国代表がカンボジア代表に9-0で大勝したことが話題になっている。

5日に行われた試合で中国は16分に先制ゴールを挙げると、23分、25分にも立て続けにゴールを決めるなど前半を4-0で折り返す。後半も攻撃の手を緩めず、5点を追加して9-0で勝利した。

中国メディアの鳳凰網体育は「ネット民は中国代表に謝罪を」と題する記事を掲載し、チームが試合前に選手のプレッシャーを和らげようと心理カウンセラーによるカウンセリングを実施したことについて、ネットユーザーから批判や皮肉が殺到していたことを伝えた。

中国代表はこれまで不甲斐ない戦いが続き、ファンから厳しい批判を浴びてきたが、覚醒したかのような圧勝劇にネット上では「いいぞ！」「中国サッカーの未来に希望が見えた」「ファンのレベルが上がれば選手たちのレベルも上がるだろう」「素晴らしい試合だった。次のオーストラリア戦で真価が試される」「頑張れ若者たち」といった声が上がった。

一方で、中国サッカーをめぐってこれまで数々のスキャンダルが起きていることから、「選手の年齢を詐称してるんじゃない？」「いくらで（試合を）買ったんだ？」といった声や、「相手が弱すぎただけ」「中国はユース世代までは強いけどA代表になると終わる」「成人したら（サッカーをうまくなりたいという）夢が（金目当てに）変わってしまうだろう」などと皮肉めいた声も少なくなかった。（翻訳・編集/北田）