グーグルが中国での翻訳サービスを停止、「中国市場からのさらなる撤退」と仏メディア

Record China    2022年10月4日(火) 12時0分

拡大

米グーグルが中国本土での翻訳サービスを停止した。

グーグルが中国本土での翻訳サービスを停止した。

報道によると、オンライン翻訳ツールの「グーグル翻訳」は9月末に中国版のサービスを停止。関連のスマートフォンアプリのサービスも終了した。現在、中国本土の「グーグル翻訳」のページやアプリにアクセスすると、本土のユーザーがアクセスできない香港のサイトにリダイレクトされる。ユーザーからはグーグルクロームに内蔵されている翻訳機能も利用できなくなったとの報告も出ているという。

独メディアのドイチェ・ヴェレの3日付記事は、「中国政府のインターネット検閲に直面したグーグルは規制を順守することはなく、2010年に中国本土での検索サービスを閉鎖した。その後、中国当局が動き、Gメールやグーグルマップなどその他のサービスをブロックした」と説明。「グーグルは17年に中国語専用ドメインを通じて本土で翻訳サービスを提供することで中国市場の維持を模索、検閲版の検索サービス提供も検討したが、反対の声を受けて19年に断念した」と解説した。

また、仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語版も3日にこのことを取り上げ、「中国では10月1日以降、何千万人ものユーザーがグーグル翻訳を利用できなくなっている。これは米テクノロジー大手グーグルの中国市場からのさらなる撤退を示しているとみられている」と指摘。中国での翻訳サービス停止の理由について、グーグルが「利用率が低いため」とコメントしたことを伝えた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携