ノルドストリームでガス漏れ、意図的に破壊された?=中国ネット「人間の欲望は本当に怖い」

Record China    2022年9月30日(金) 14時0分

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このほど、ロシアから欧州を結ぶ海底ガスパイプライン「ノルドストリーム」2本でガス漏れが発生した。環境への深刻な影響が懸念されている。

このほど、ロシアから欧州を結ぶ海底ガスパイプライン「ノルドストリーム」2本でガス漏れが発生した。環境への深刻な影響が懸念されている。

ロイターの29日付の報道によると、パイプラインは2本とも稼働中ではなかったが、内部にはメタンガスを主成分とする天然ガスが残っていた。メタンは温室効果ガスのうち、気候変動の原因としては二酸化炭素に次いで2番目に大きい影響力を持つ。メタンガスの測定を行う民間衛星会社GHGSatで測定担当バイスプレジデントを務めるジャン=フランソワ・ゴーティエ氏による、入手可能なデータに基づく「控えめな推定」では、破損当初は1時間あたり500トン以上のメタンが放出されていたとみられている。いまだに不確定要素は多いものの、これまでに記録された中で最大の温室効果ガス排出となる可能性もある。

また、ロイターの28日付の報道によると、ドイツ、デンマークスウェーデンの首相らが27日に同パイプラインが破壊された可能性に言及した。しかし、不明な点も多いといい、欧州は原因究明を急いでいる。

中国メディアの極目新聞は「パイプラインは意図的に破壊された」と報じ、スタンフォード大学の気候科学者・ジャクソン氏の言葉を引用して「破壊工作を命じた人は、戦争犯罪で起訴され投獄されるべきだ」と伝えた。

この報道に対して中国のネットユーザーは、「反人類(的な工作だ)」「人間の欲望は本当に怖い」「なんと無駄でもったいないことを」「この事態についてしっかり調査すべきだ」「人類はまた死への道に大きな一歩を踏み出したな」「地球がどうなろうと構わず、自分の利益だけを追求する人間もいる」などのコメントを残している。(翻訳・編集/刀禰)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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