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中国の銀行が続々金利を下げているのはなぜか―中国メディア

Record China    2022年9月21日(水) 16時0分

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20日、中国メディアの中国証券報は、近ごろ中国の国有銀行や都市商業銀行が続々と預金利率を引き下げている背景について紹介する記事を掲載した。

2022年9月20日、中国メディアの中国証券報は、近ごろ中国の国有銀行や都市商業銀行が続々と預金利率を引き下げている背景について紹介する記事を掲載した。

記事によると、中国人民銀行貨幣政策司は同日、同行のウェブサイト上で、銀行の金利引き下げ現象について解説した文章を掲載した。文章では、預金金利の市場化メカニズムが徐々に健全化されつつある中で、今年9月中旬に国有の商業銀行が主体的に預金金利を引き下げ、その他の銀行もその動きに追随、多くの銀行が2015年10月以来となる店頭表示預金利率を実行したと説明されており、記事は「これは銀行が資産・負債の管理を強化し、負債コストを安定させるために講じた主体的なアクションであり、預金利率の市場化改革に向けて一歩前進したことを示すものだ」と伝えた。

また、文章は、預金利率が行政による管理から市場化へと移行する中で、預金商品もかつての普通預金、定期預金をベースに、各銀行が預金者のタイプ、期間、金額などの要素からさまざまな種類の商品を打ち出すようになったとし、各銀行が各製品や預金の期間に応じてそれぞれ異なる金利を設定する必要がますます高まりつつあるとし、「人民銀行の指導のもと、利率の自律メカニズムが預金利率設定状況をモニタリングし、良い効果が得られている」と評した。

そして、中国の金融政策は終始「静をもって動を制する」姿勢を保ち、市場利率水準を安定的に引き下げることに成功しているとするとともに「現在、定期預金金利は1〜2%、融資金利は4〜5%となっており、わが国の経済成長、物価水準、雇用状況、国際収支バランスなどの金融政策コントロール目標はいずれも合理的な範囲にある。実際の効果からも、わが国の現在の利率水準が総じて合理的な範囲にあることが十分に検証されている」とした。

記事は、人民銀行が今後も預金利率の市場化改革を進め、預金利率の市場化における調整役としての役割を十分に発揮し、経済の質の高い発展に向けた良い環境づくりを進めていくとしたことを伝えている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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