独ハンブルク市長「中国資本を拒否すれば、私たちの港は劣勢に立たされる」―中国メディア

Record China    2022年9月21日(水) 13時0分

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独ハンブルクのペーター・チェンチャー市長は、同国のハベック経済相に対し、中国海運最大手コスコ・グループによるハンブルク港のコンテナターミナルへの投資計画を阻止しないよう警告した。

ドイツ北部にある港町ハンブルクのペーター・チェンチャー市長がこのほど、同国のハベック経済相に対し、中国国有海運最大手の中国遠洋海運集団(コスコ・グループ)によるハンブルク港のコンテナターミナルへの投資計画を阻止しないよう警告したと、中国紙・環球時報(電子版)が21日、ロイター通信の報道として伝えた。

ロイターによると、コスコは昨年、ハンブルクのドイツ最大の港にある三つのターミナルのうち一つについて、運営権の35%を買い取る提案を行った。これに対し、中国に対して特にタカ派であるハベック経済相は先日、ロイターとのインタビューで、この取引を許可しない方向に傾いていると語った。

環球時報によると、コスコはハンブルク港のライバルであるロッテルダム港やアントワープ港のターミナルの株式を所有している。チェンチャー市長は、「(コスコの提案を)拒否することは、投資先としてのハンブルクにとって深刻な打撃となり、ライバルとの競争において劣勢に立たされる」とし、「国際競争に遅れずについていくためには、ビジネス上の意味があるのであれば、海運会社がハンブルクのターミナルの株式を所有できるようにする必要がある」と述べた。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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