Record China 2022年9月20日(火) 17時0分
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中国の専門家が「日本の対中認識が変化した原因」について述べたことが、中国のネット上で反響を呼んでいる。
中国メディアの環球網によると、中国人民大学国際関係学院の黄大慧副院長はこのほど行われた「日中国交正常化50周年シンポジウム」で、「2010年は一つの分岐点だった。この年まで、政府レベルから見た日本の対中認識は比較的ポジティブであり、中国の発展を日本のチャンスと見ていた」とする一方、「この状況は10年以降、大きく変化した」と指摘。「日本政府の文書や要人の談話ではいわゆる『中国脅威論』に関する声量が『中国発展チャンス論』を大きく上回っている」と述べた。
その上で、この背景には「日本政府の対中認識の変化とメディアの宣伝が大きく関係している」と分析。「10年に中国の国内総生産(GDP)が日本を逆転した。両国の力関係の変化は日本の対中認識に変化が生じた重要な原因である」とし、「日本に以前ほどの自信がなくなっていることを感じる。国も人も同じで、自信がなくなるとより敏感になるのだろう。一方の中国の対日認識は政府も民間も変化は大きくない。中国は日本を競争相手とは考えておらず、依然として日本を重視し、協力を強調している。同時に、台湾問題や憲法改正の動きには警戒すべきだ」と述べた。
今後の日中関係について黄氏は「5年、10年、あるいはそれ以上の時間は特に楽観視できない」とし、「両国は隣国であり、東アジアの重要な国であるため、中日関係の良し悪しはこの地域の未来を決める。日本側はこうした現実をもっと考慮すべきであり、中国と手を携えて地域の協力を推進し、ウィンウィンの局面を形成することが重要だ」との考えを示した。
「日本は自信がなくなり、より敏感になっている」との黄氏の持論について、中国のネットユーザーからは「この視点にはいささか賛同しかねる」「何か違和感」「敏感ってのはあれ(中国)じゃないの?」「笑える。自信がないのはいったい誰なのか」「中国人より敏感な人間がいるのだろうか」「自信がなく敏感…。某国人(中国人)のようだ」「中国国内の人民に自国の状況についてのアンケートを取ってみるといい」「自分のことを嘆く時になぜ名前を(中国を日本に)変える?」「よくぞ言った。これは遠回しに自分のことを言っているんだな」「ハイレベルな皮肉か?」といった声が多数上がっている。(翻訳・編集/北田)
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