日本の家庭の「共浴」文化は本当に消えてしまうのか―華字メディア

Record China    2022年9月22日(木) 21時0分

拡大

16日、日本華僑報網は「日本の家庭で異性の親子が一緒に入浴する文化は本当に消え去るのだろうか」とする文章を掲載した。

2022年9月16日、華字メディアの日本華僑報網は「日本の家庭で異性の親子が一緒に入浴する文化は本当に消え去るのだろうか」とする文章を掲載した。以下はその概要。

「親子が一緒にお風呂に入るのは何歳まで許されるか」というテーマが、日本のテレビ局ではしばしば議論の対象として取り上げられる。ある番組では15歳の息子を持つという女性が、自身は32歳で結婚するまで父親と一緒に入浴していたと告白、「自分を育ててくれる両親の前で裸になり、背中を流しあうのはなんら悪いことではない。息子にもそうしてもらいたかったが、息子は小学5年生で一緒に入らなくなったのでショックを受けた」と語っていた。また、ある男性は20歳の娘と今なお一緒に入浴していることを明かし、女性司会者は中学1年まで父親と一緒に入浴していたが、同級生に「それは危険だ」と言われたため一緒に入らなくなったという自身の経験を語っていた。

日本では古来より温泉に入る文化が形成され、古代には男女を分ける思想がなかったことから自然と男女混浴の習慣が定着していった。しかし、時代が下り、社会文明が進歩するにつれて日本の入浴文化にも影響が生じるようになった。親子が一緒に入浴する日本人の「共浴」現象は外国から奇異の目で見られるほか、温泉や公衆浴場で異性の子どもを入浴させることに抵抗を覚える人も多くなった。そこで、異性の子どもと一緒に入浴できる年齢制限を設ける温泉や公衆浴場も増えている。

公衆浴場ではルールが設けられ、入浴環境が改善しつつある一方で、家庭内における状況はあまり変わっていない。ある調査で、中学2年生の男子の半数が依然として母親と一緒に入浴しているとの結果が出たのを見たことがある。小さい頃からの習慣で羞恥心がないこと、一緒に入らなくなると母親が傷心するのではないかと考えていることなどが主な理由のようだ。女子の中にも「体が成長したら父親と一緒に入るべきではないと思うが、父親が『娘に嫌われた』と思うのではないかと心配して一緒に入り続けている」という考えが一部で見られるという。

現代の日本人の間には、異性の親子が一緒に入浴するのは小学4年生ぐらいまでという共通認識ができつつある。しかし、実際にそのようにしているケースは決して多くないかもしれない。なんといっても古代からの習慣であり、そこには両親の子どもに対する愛、子どもの両親に対する孝行心が含まれているのだから。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携