Record Korea 2022年9月17日(土) 19時0分
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韓流が東京最大の繁華街2カ所の明暗を分け、日本の若者から愛されてきた原宿は衰退し、コリア・タウンだった新大久保は流行の中心地に急浮上、と韓国紙が東京特派員発で伝えた。写真は新大久保。
Kポップや韓国ドラマなど日本列島を強打した韓流が東京最大の繁華街2カ所の明暗をくっきり分けている。「ファッションの街」として、日本の若者から愛されてきた原宿は衰退し、コリア・タウンだった新大久保は流行の中心地に急浮上―。朝鮮日報は様変わりぶりを東京特派員発でこう伝えた。
記事は原宿について、1970年代後半から流行に敏感な日本の若者が集まる街だった。過去50年近く、ここは日本の若者とファッションの象徴にして、心臓部だった」と言及。「90年代前半には、日本の芸能人自ら原宿にオープンした店舗の数がおよそ50カ所に達していた。以後、原宿は若者の街と呼ばれ、東京はもちろん日本全国の流行を先導した。日本の高校生の代表的な修学旅行地で、東京にやって来た観光客が訪れる必須の旅行地だった」と述べた。
ところが2020年の新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)で観光客が減り、高い賃料に耐えられなかった小さなテナントが店を閉じ始めた。ファッション専門誌「WWD」によると、若者のためのカジュアルな店舗が多いほど空きが深刻で、明治通りは7.2%、竹下通りは14.2%、表参道近くのキャットストリート北側は26.1%まで空き店舗が増えた。
これとは対照的に19年末から「愛の不時着」「イカゲーム」「梨泰院クラス」などの韓国ドラマや、Kポップの歌手が日本で大きな人気を集めるようになり、若者が新大久保に集まり始めた。かつては主に在日韓国人や一部の日本人が訪れる場所だったが、今では東京最大の繁華街の一つになった。
その新大久保の様子を東京特派員は「駅からあふれ出る人波が続き、歩道から押し出されて車道を歩く人も多かった」と報道。「街をぎっしり埋める人々は、ワッフルやタッカンジョン(トリの唐揚げ)、ホットク(ホットドッグ)やクァベギ(ねじり揚げドーナツ)など、ストリートフードを持って記念撮影をするのに忙しかった」と続けた。
新大久保一帯では横町の奥まで入ってみても、空き店舗は見当たらなかった。地元の不動産関係者は「店の空きが一つ出ると、すぐに10件以上も問い合わせの電話が来る」と語った。
新宿韓国商人連合会の調査によると、今年7月現在、新大久保地域の韓国店舗は634カ所。17年当時の396カ所から、わずか5年でおよそ60%増えた。同連合会は「新型コロナ問題にもかかわらず、むしろ店舗数が増えていて、繁華街が拡大した」とし、「新大久保で人気を確認した後、日本全国へ直接進出する店舗も増えている」と説明した。(編集/日向)
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