新時代の要請にふさわしい中日関係の構築について王毅部長が5つの必要性を指摘―中国メディア

人民網日本語版    2022年9月13日(火) 18時30分

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王毅国務委員兼外交部長は12日、中日国交正常化50周年記念シンポジウムの開幕式にビデオメッセージを寄せた。

王毅国務委員兼外交部長(外相)は12日、中日国交正常化50周年記念シンポジウムの開幕式にビデオメッセージを寄せた。新華社が伝えた。

王部長は「善隣友好的に付き合い、アジアを発展・振興させることは、中日両国の命運に関わり、その初心であり、責任だ」として、新しい時代の要請にふさわしい中日関係の構築について次の5つの必要性を指摘した。

▽約束を守り、中日関係の政治的な基礎を維持する。両国関係の安定した持続的な発展を確保するためには、中日間の4つの基本文書とこれまでの約束を厳守しなければならない。歴史や台湾地区など中日関係の根本に関わる重大な原則的問題に対しては、いささかも曖昧であってはならず、ましてや揺らぎ、後退することは許されない。

▽大局に着眼し、正しい発展の方向を把握する。双方は「互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならない」との政治的共通認識を政策に反映させ、行動に移し、妨害を排除し、溝に適切に対処して、中日関係という船が座礁せず、針路を逸れないようにするべきだ。

▽協力を深め、より高水準の互恵・ウィンウィンを実現する。双方はパートナー意識を強固に確立し、グローバルな視野を堅持し、「デカップリング、チェーン分断」という間違ったやり方を共同で阻止し、グローバルな産業・サプライチェーンの安定性と円滑性、公平で開かれた貿易・投資環境を維持する必要がある。

▽誘導を強化して、前向きで友好的な相互認識を形成する。中日の民間交流には長い歴史があり、時代と共に進み、継承・発揚していくべきだ。「和して同ぜず」「和を以て貴しと為す」を堅持し、自らの価値観を相手に押し付けないようにする必要がある。

▽大勢に順応し、真の多国間主義を実践する。時代の潮流を見極め、国連中心の国際体制を維持し、ゼロサムゲームと陣営対立に共同で反対し、地域の安定と融合的発展を促進する必要がある。

日本の林芳正外相はビデオメッセージで、双方が今後50年間に着眼して、建設的で安定した日中関係の構築に共に尽力する必要性を指摘した。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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