中国企業の上場、欧州が初めて米国超え―英メディア

Record China    2022年9月13日(火) 5時0分

拡大

中国紙・環球時報は9日、英フィナンシャル・タイムズが「中国企業の上場、欧州が初めて米国を超えた」とする記事を掲載したことを伝えた。写真はロンドン証券取引所。

中国紙・環球時報(電子版)は9日、英フィナンシャル・タイムズが「中国企業の上場、欧州が初めて米国を超えた」とする記事を掲載したことを伝えた。以下は環球時報が紹介した記事の概要。

ロンドンとチューリヒの証券取引所は米中の脆弱(ぜいじゃく)な地政学的政治関係の恩恵を受けている。中国企業が今年、欧州で株式売却により調達した資金は米国の5倍以上になった。こうした資金調達活動は中国企業の欧州における取引額が初めてニューヨークでの取引額を上回ったことを示している。

関連データによると、今年、中国企業5社がチューリヒとロンドンで21億ドル(約3000億円)以上を調達した。これに対し、ニューヨークで上場した企業は4億ドル(約570億円)に届いていない。

2021年上半期にウォール街で上場した中国企業は124億ドル(約1兆7700億円)を調達したが、同年7月にこのルートはほとんど閉鎖された。米監督当局による中国企業の監査書類検査をめぐる両国の論争はさらに悪化し、米国が24年に全ての中国企業の取引を禁じることにつながる可能性がある。中国政府は自国企業の海外上場ルールに対する全面的な改革を進め、同時に技術から教育にいたるまで業界を厳格に管理している。

中国にある国際法律事務所のパートナーは、「『米国との対話は進行中で香港市場は小さいため、欧州市場を見てみよう』と中国監督当局が述べた」と語った。

上海深センの取引所は7月、株式相互取引(ストックコネクト)メカニズムを使って中国企業をスイスの証券取引所にセカンダリー上場させる協定に署名した。これによりすでに4社が15億ドル(約2150億円)を調達している。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携