英国の環境保護団体が一晩でSUV600台のタイヤの空気抜く=中国ネット「邪教だ」「なぜ…」

Record China    2022年9月9日(金) 18時0分

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英国の環境保護団体が9カ国で一夜にして600台のSUVのタイヤの空気を抜いたことが、中国で話題になっている。

英国の環境保護団体が9カ国で一夜にして600台のSUV(スポーツ用多目的車)のタイヤの空気を抜いたことが、中国で話題になっている。

中国メディアの観察者網は英紙ガーディアンの7日付の記事を引用。それによると、英環境団体「Tyre Extinguishers(タイヤ・エクスティングイッシャーズ)」は同日、「SUVに対してこれまでにない大規模な行動を起こした」と発表し、英国、フランス、ドイツ、スイスオランダノルウェーデンマーク、チェコ、カナダの9カ国で一晩に計600台のSUVのタイヤの空気を抜くという活動を実施したことを明かした。

活動家らはタイヤの空気を抜いたSUVの窓に「私たちはタイヤの一つ、またはいくつかを破壊した。あなたは怒るかもしれないが、私たちが狙っているのはあなたではなくあなたの車だ。SUVは環境への害が大きい。あなたは他の場所に住む人々への害が気にならないとしても、あなたの隣人に害が及ぼされようとしていることを認識すべきだ。SUVを運転せずとも、公共交通機関を利用したり、歩いたり、自転車に乗ったりすればよい」と書かれた紙を張りつけて回ったという。

記事によると、同団体はこれまで全世界の累計で9000台以上のタイヤの空気を抜くことに成功しているといい、参加者は「クリスマスまでには1万台に達するだろう」と話している。また、同団体は「世界中の勇敢な人々が少なくとも600台の車のタイヤの空気を抜いた。国連の気候変動会議までちょうど2カ月だ。活動は止まらないし、この数字はさらに増えるだろう」と述べているという。

SUVは中国で人気の車種ということもあり、この騒動は中国のネット上で注目を集めている。ネットユーザーからは「邪教だ」「一部の環境保護団体ってなんかおかしい気がする」「外国人の思考回路が分からない」「なぜ米国でやらない?」「この組織、実は裏で自動車修理店を営んでいたりして」「環境保護の普及を目指すなら、夜中にこそこそ隠れてやらずに車の持ち主の目の前で空気を抜けよ」「それより、一晩で600本の木を植える方がよっぽど有意義」といった声が寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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