Record China 2022年9月2日(金) 0時0分
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中国メディアの封面新聞によると、刃物で切り付けられた女性が「死んだフリ」をしたことで命拾いする事件があった。
今年6月13日、広東省恵州市在住の廖(ミウ)さんは、午後9時過ぎに愛犬の散歩を終えて帰宅。リビングのソファに座り、テレビを見ながら夫の帰宅を待っていた。その時、寝室で聞きなれない物音がしたが、犬がいたずらをしているのだろうと気に留めなかった。
ところが、再び同じような物音がしたためおかしいと感じて寝室へ向かい電気を付けると、20代くらいの若い男が立っていた。男は強盗だと言い、金目の物を持ってくるよう要求した。廖さんは引き出しから金のネックレスを出して渡したが、男は満足しなかった。
廖さんが隙を見てトイレの窓から助けを呼ぼうとしたところ、男は台所にあった包丁を手にして廖さんを寝室に連れ戻し、首の周りなど十数カ所を切り付けた。廖さんは「包丁の切れ味が鈍くてよかった」「私が痛みに耐えて死んだフリをすると、男は台所に移動した」と語った。男はガスコンロでシーツに火を付け、ベッドに放り投げた。火はすぐに枕やカーテンに引火したという。
男はそのまま逃走した。廖さんは何とか体を起こして隣家に助けを求め、救急車で病院に搬送された。廖さんの傷は重なっている箇所があり、正確には診断できなかったものの、医師はおおよそ16カ所と説明。最長で15センチに及ぶ傷もあったという。
恵州市当局は8月31日、「容疑者は事件当日に拘束され、すでに起訴されている」と説明する一方、「事件はまだ処理中であり、詳細は明かせない」とした。(翻訳・編集/北田)
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