Record China 2022年9月1日(木) 19時0分
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サッカーの中国スーパーリーグの試合で、サポーターが存命の審判の「遺影」を掲げた問題で、中国サッカー協会はクラブを厳しく批判し、クラブ側は当該審判に謝罪した。
28日に行われたリーグ戦第15節、河南VS広州の試合で、河南のサポーターがスタンドで同リーグ審判員の馬寧(マー・ニン)さんの遺影がプリントされた横断幕を掲げた。前節で河南のFWドゥラードが馬さんと「口頭でのやり取り」の後に、馬さんに後方から体当たりしたことで退場となり、その後12カ月の出場停止処分が科された。河南サポーターの行動はこれに対する反発とみられる。
騒動について、中国サッカー協会は31日に「侮辱的横断幕事件に関する声明」を発表し「強烈なけん責」を表明。「中国サッカー、中国スーパーリーグのイメージに深刻な損害を与え、当事者に大きなダメージを与えた」などとし、河南を厳しく批判した。
一方、河南は「スタジアムの監督員がいち早く横断幕を発見し、警察官の対応に積極的に協力したが、すでに悪影響を及ぼしており、クラブとして非常に遺憾だ」とした上で、「個別のファンが行ったこのような行為を糾弾し、それによる悪影響、当事者への被害を心よりおわび申し上げる」などと謝罪した。
なお、中国のサッカーファンの間では馬さんは「悪名高い」存在だったようで、馬さんへの批判や遺影を掲げたことへの擁護の声が多く寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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