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中国紙・環球時報(電子版)は31日、「『国潮』好む中国Z世代へのリーチに努める外国ブランド」とする記事を掲載した。写真は上海モクシー・ホテル。
中国紙・環球時報(電子版)は31日、「『国潮』好む中国Z世代へのリーチに努める外国ブランド」とする記事を掲載した。
「国潮」とは中国の伝統的な要素が盛り込まれたファッショントレンドを指す言葉だ。
記事が、米経済誌フォーチュン(電子版)の報道として伝えたところによると、中国で1997~2012年の間に生まれたZ世代の人口は2億7000万人で、総人口の19%を占める。25年にはZ世代が総人口に占める割合は27%になるとみられている。
中国の投資銀行、華興資本(チャイナ・ルネッサンス)によると、Z世代の消費能力は、35年には現在の4倍の2兆4000億ドル(約332兆3000億円)に達する見通しだ。
米ホテルチェーン大手マリオット・インターナショナルから昨年、上海モクシー・ホテルの開業に合わせてマーケティングキャンペーンを委託されたアーノルド・マー氏は、中国のZ世代がいわゆる「寝そべり族」であるとの主張は「誇張されている」とし、Z世代が必ずしもあらゆることに無関心であるとは限らず、彼らの情熱を特定して追いかける方法を見つけたいと考えている。
米中間の亀裂が拡大するにつれて、中国の特にZ世代の間で国潮もしくはナショナリズム的な購買傾向が高まっている。米大手コンサル会社マッキンゼーの20年の調査によると、外国ブランドよりも中国ブランドを購入すると答えた人の割合は11年の15%から85%に増えている。
外国ブランドは、国潮トレンドを軽視して愛国的な競合他社に負けてはならず、むしろ地元のブランドや機関・団体と協力を深めるべきだ。コンサル会社ヤング・チャイナ・グループのCEO、ザック・ディヒトバルド氏は「外国ブランドは謙虚に中国市場に向き合わなければならない」と主張する。(翻訳・編集/柳川)
人民網日本語版
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