命を救ってくれた愛犬を犬鍋専門店に捨てた飼い主、処罰は可能?―韓国

Record Korea    2022年8月28日(日) 20時0分

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26日、韓国・韓国日報は「脳卒中で倒れた飼い主を助けた忠犬が虐待されたのちに犬鍋店に引き渡された事件が発生し、警察が捜査している」と伝えた。

2022年8月26日、韓国・韓国日報は「脳卒中で倒れた飼い主を助けた忠犬が虐待されたのちに犬鍋店に引き渡された事件が発生し、警察が捜査している」と伝えた。

動物保護団体「ビーグル救助ネットワーク」によると、24日午後、全羅北(チョルラプク)道井邑(チョンウプ)市の飲食店の前で、ある市民が大けがを負った犬を見つけた。犬は体の一部を鋭利な刃物で人為的に毀損された状態だったという。同団体は犬を虐待した犯人を動物保護法違反の疑いで警察に通報した。

ところが、市民からの連絡で犬の負傷を知った飼い主は犬を動物病院に連れていったものの、治療費が約150万ウォン(約15万円)かかると聞き治療を断念。団体が飼い主に確認した結果、犬を犬鍋店に引き渡したことを認めた。同店の冷凍庫の中で犬の死体が見つかったという。この犬は以前、飼い主が脳卒中で倒れた時に大声で吠えて周囲に知らせ命を救ったという8歳の犬「ボクスン」で、地元では忠犬として有名だったという。

団体のユ・ヨンジェ代表によると、「(飼い主は)最初は山に埋めた、食肉処理業者に渡したなどと言っていたが、最終的に犬鍋店に渡したと認めた」という。ボクスンは生きた状態で犬鍋店に渡された可能性があり、飼い主と店主を動物保護法と食品衛生法違反の疑いで刑事告発することを検討していると話している。

動物保護法第8条第1項第1号は正当な事由なく動物を死に至らしめる行為を禁じており、違反した場合は3年以下の懲役または3000万ウォン以下の罰金となる。ユ代表によると、生きているボクスンを犬鍋店に渡したなら飼い主は動物虐待共同正犯であり、犬鍋店の店主は違法な食肉処理を行ったことになるが、死んだのちに渡したのなら動物保護法違反で処罰することは難しいという。

警察は周辺の防犯カメラのデータなどを基に犬を虐待した容疑者を追跡しており、被疑者を特定できれば動物保護法違反の容疑を適用する方針だ。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「自分を助けてくれた犬を犬鍋店に?恐ろしい」「命の恩人を殺すなんて、人間のすることか」「治療費が払えないなら、せめて苦しまなくていいように安楽死させてやるとか…。本当にクズだ」「恩を仇で返すとはこのこと」「この飼い主は残りの人生でひどい苦痛を味わった末に死んでほしい」「生まれ変わったら野良犬になればいい」「言葉で表現できないほど醜悪な人間だ。同じ人間であることが恥ずかしい」「犬以下の人間め」「ペットを飼う資格のある人間だけが飼えるよう法を改正すべきだ」など、怒りの声が殺到している。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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