人民網日本語版 2022年8月20日(土) 1時10分
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中国の今夏の熱波の強さは、中国全土の完全な気象記録のある1961年以来で最強となっている。
中国気象局国家気候センターが17日に発表した最新データによると、中国の今夏の熱波の強さは、中国全土の完全な気象記録のある1961年以来で最強となっている。中央テレビニュースが伝えた。
■64日連続で猛暑、1961年来最長
今夏(6月1日‐8月15日)の中国全土の平均猛暑日数は12日と、例年同期より約5日多くなっている。
うち、華北、華東、西南といったエリアの猛暑日数はほとんどが20日以上、河南省、湖北省、安徽省、江蘇省、重慶市といった地域の猛暑日数は30日以上に達している。
今月15日の時点で、猛暑が64日連続で続き、これまでの最長記録だった2013年の62日を超えて、1961年以来で最長となった。
■気象ポイント262カ所で過去最高気温以上に
中国全土の気象観測ポイントで35度以上を記録したのは現時点で1680カ所で、37度以上が1426カ所となっている。いずれも2017年の1762カ所と1443カ所に次ぐ過去2番目の多さとなっている。
中国全土の国家気象ポイント262カ所で、最高気温が過去最高に並ぶ、または超えており、現時点ですでに2013年の187カ所、2017年の133カ所を超えている。
■気温40度以上に達した地域の広さが過去最大に
データによると、今夏の熱波で気温が40度以上に達した地域の広さは過去最大の136万5000平方キロに達した。これは2013年の77万6000平方キロ、2017年の99万3000平方キロを大きく上回っている。うち、湖北省竹山県では44.6度、重慶市北碚区では44.5度、河北省霊寿県では44.2度を記録するなど、多くの都市が過去最高気温を塗り替えた。
■異常な熱波の原因は?
中国気象局の気象サービス首席の高歌氏によると、まず、異常な大気循環の影響が挙げられる。今夏は温暖高気圧に覆われ、暖かい空気が地上付近に溜まって動かず、それら地域が非常に暑くなっている。もう一つの原因として、ここ3年続いている太平洋赤道域中東部の海水温が低下する「ラニーニャ現象」が異常な大気循環をエスカレートさせていることが挙げられる。また、世界の気候変動、温暖化が深刻化していることも原因だ。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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