2014年6月17日、独ラジオ局ドイチェ・ヴェレ中国語サイトによると、国連商品貿易統計データ局が発表した2011年度の統計で、小型武器の輸出国に中国、トルコ、チェコが名を連ねたことがわかった。19日付で中国紙・参考消息（電子版）が伝えた。

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国連の専門家チームによると、小型武器の定義は個人の使用目的でつくられたもので、軽武器は複数人が共同使用する目的でつくられたものを指す。今回の統計によると、世界における小型・軽武器の貿易額は2001年から2011年の間に23億8000万ドル（約2427億円）から46億3000万ドル（約4722億円）へと倍増している。

小型・軽武器の取引額が1億ドル（約102億円）以上の国は、2010年には12カ国だったが、2011年には14カ国に増えた。輸出国は米国、イタリア、ドイツ、ブラジル、オーストリア、スイス、イスラエル、ロシア、韓国、ベルギー、中国、トルコ、スペイン、チェコとなった。輸入国は米国、カナダ、ドイツ、オーストラリア、タイ、英国、フランス、イタリアなどとなっている。

スウェーデンのストックホルム国際平和研究所が2013年10月に発表した中国の小型・軽武器の輸出に関する研究報告によると、中国から小型・軽武器を輸入している国は少なくとも46カ国あり、アフリカ諸国の輸入量が最大となっている。また、中国製の小型・軽武器は紛争地域でも見られ、多くの国が中国の武器輸出に対し危機感を抱いていると報告している。（翻訳・編集/藤）