人民網日本語版 2022年8月18日(木) 11時40分
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中国中央気象台は17日午前6時の時点で、引き続き3段階で最も深刻な赤色の高温警報を発令している。これで、赤色の高温警報発令は6日連続、高温警報の発令は28日連続となった。
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17日は四川省の東部や重慶中・西部、湖南省中・北部、江西省中部、浙江省西部といった地域の一部エリアで、最高気温が40度以上に達すると予想されている。今後10日間、四川盆地や江漢、江淮、江南といった地域では猛暑が続き、猛暑日数が7~10日になると予想されている。これらの地域の最高気温は35~38度の予想で、局地的には40度を超える所も出てきそうだ。武漢や杭州、長沙、南昌、重慶、成都、福州といった都市でも今後7日間、猛暑日が続くことになると予想されている。特に重慶は今週、数日連続で最高気温が42度に達する猛烈な暑さになる可能性がある。
成都市管轄下の簡陽市では、15日の最高気温が43度に達した。気象記録が始まって以来、成都市の最高気温記録を塗り替えたことになる。そして、あまりの暑さに、中国のネットユーザーの間では「こんなに暑く、雨も降らないのに、なんで人工的に雨を降らせないんだろう」という声も高まっている。
その点について成都市気象台は、「今回の高温は極端現象で、持続期間が長く、強度も強く、体感温度が高い。ネットユーザーの間で話題になっている人工降雨は高温を緩和する点では一定の効果がある。しかし、いつでも人工的に雨を降らせることができるわけではない。人工降雨というのは主に適切な時に『雲を雨に変える』ものだ」と説明する。
人工降雨は、何もなくても雨を降らせることができるわけではなく、まず、水蒸気を十分に含んだ雲が必要となる。そして、人工降雨の条件を満たす雲は少なくとも2000メートルの厚さがなければならない。そして十分な水蒸気が必要であるだけでなく、十分な上昇気流も必要となる。また、適切な実施の機会があることもカギとなる。
ここ数日の気象条件を見ると、成都市のほとんどの地域には雲があまりなく、あったとしても薄く、含まれている水蒸気も少ない。雨を降らせることのできる雲がなければ、人工降雨を実施することはできない。
また、適切な実施の機会というのは、雨を降らせることのできる雲が発生した際、航空の安全を確保できる状況でなければならないということだ。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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