2022年8月8日、環球網は、米国主導の半導体サプライチェーン協議体「チップ4」の予備会議に韓国政府が参加の意向を示したと報じた。

記事は、韓国メディア・毎日経済の7日付報道を引用。米国が先日韓国に対して「チップ4」予備会議参加を提案したことについて、韓国大統領府、企画財政部、産業通商資源部などの政府期間が同日「来月初めに予備会議の開催を計画するとともに、内部プランを制定した」ことを明らかにしたとした。また、韓国が「中国を刺激しないこと」を協議の原則として会議のテーマに盛り込み、半導体協力の必要性について議論する姿勢であり、韓国政府高官の話として、今週中にも外交ルートを通じて米国務省に予備会議関連事項を伝え、具体的な会議の時間と場所はその後に議論する予定だと伝えた。

そして、韓国政府が米国に提案する協議の原則について「参加国は、中国が強調する『一つの中国』を尊重する」、「中国に対する輸出制限に言及しない」という二つであり、「チップ4」は関係国が半導体産業で協力を生む協議体であり、技術的に中国を孤立させる技術安全保障同盟ではないという韓国政府関係者の話を紹介している。

「チップ4」に対する韓国政府の姿勢について、中国のネットユーザーは「韓国は中国の機嫌を損ねたくないんだな」「財閥が半導体を米国に差し出したくないっていうのが、大きな理由なんだろう」「永遠の敵がいないのと同じように、永遠の友人もいない」「今回は韓国にいささかの気骨を感じたぞ」「サムスンから韓国政府に圧力がかかったかな」「米国の顔を立てつつ中国に情を売り、それでいて自国は半導体開発を進める。韓国にとってはまさに漁夫の利」といった感想を残している。（翻訳・編集/川尻）