<南シナ海>中国が“縦長”地図を販売、国民の海洋領土意識の育成狙う―中国

Record China    2014年6月20日(金) 13時40分

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18日、中国で従来の横長地図とは違う新たな縦長の中国地図が発売されている。係争地となっている南シナ海を同じ図の中に入れることが目的で、国民の海洋領土意識を培う狙いだ。

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2014年6月18日、鳳凰網によると、中国で従来の横長地図とは違う新たな縦長の中国地図が発売されている。

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従来、中国の地図といえば東西に長いもの、つまり横長のものが多かった。そのため中国国民の間でも中国の国土は東西に長いとの印象を持つ人が多い。しかし中国政府が主張する領土では東西の長さは5200キロあまり。南北は5500キロあまり。つまり中国は南北に長い縦長国家なのだ。

もっとも南北に長いといっても最南部はフィリピンやベトナムとの係争地となっている南沙諸島だ。これまでの地図では入りきらないため南シナ海部分は別の図を挿入する形で表示していたが、縦長地図ならばすべてを表示できる。

南シナ海まで全部収めた縦長地図で南シナ海を見ると、中国本土からは遠く離れた海であり、フィリピンやベトナムとは隣接していることが一目瞭然。国民の海洋領土意識を培うための縦長地図だが、あるいは逆効果なのかもしれない。(翻訳・編集/KT)

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