配信中の中国ファンタジー時代劇「沉香如屑」について、原作小説のファンの間からは、大幅に変更された内容に不満の声も上がっている。

ヤン・ズー（楊紫）とチョン・イー（成毅）が主演の「沉香如屑」は、先月20日に優酷（YOUKU）と台湾LINE TVで配信をスタート。天界と人間界を舞台に、女仙・顏淡と天界で最年少の帝君・應淵帝君の運命的な愛を描いている。

同名小説を映像化したこの作品だが、原作では應淵帝君は男性主人公ではなく、ドラマでチャン・ルイ（張睿）が演じ、顏淡が人間界で出会う山主・余墨が主人公となっている。ドラマを視聴する原作ファンからは、應淵帝君を主人公にするために、新たに加えられたシーンがあまりにも多いとの声が上がり、「ここまで原作を破壊するならドラマ化してほしくなかった」「魔改造すぎる」「期待していたのに地雷を踏んだよう」「應淵帝君はクズ男なのにどうして主人公になるの？」などといった不満を示している。

台湾のネット上でも同様に、原作ファンから不満の声が上がる「沉香如屑」だが、現在のところ最新中国ドラマの再生回数ランキングで1位を独走中。ネット調査サイト「DailyView網路温度計」のデータでも、配信を開始した先月20日以降、SNSで話題になった回数がドラマ部門でずっと上位をキープしている。(Mathilda)