人民網日本語版 2022年8月3日(水) 7時30分
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青海省海南チベット族自治州の数百平方キロメートルにわたり連なる塔拉灘生態太陽光発電パークで、壮観なディープブルーの「太陽光発電の海」が広がっている。
「ソーラーパネルを設置し、生態ガバナンスが同時に展開されるようになってから、一部の岩石砂漠が緑地になり、私たちの生活もますます良くなった」。目の前の土地で生じた変化について、現地で生まれ育った遊牧民の索南卓瑪さんは感慨深かった。
同自治州は近年、太陽光発電による砂漠化対策の新モデルを模索し、荒漠化・砂漠化土地がいずれも縮小している。「太陽光発電+生態ガバナンス+生態牧畜業」の建設モデルが生態修復機能を発揮し、草原・牧場の回復を支えた。「パネルの上で発電、パネルの下で羊を放牧」を実現し、現地の牧民の増収をさらにけん引した。
青海省には豊富な太陽光日照資源、豊富な荒漠化土地資源がある。青海省はここ数年、自然資源の優位性を利用し、クリーンエネルギーの発展を急ぎ、太陽光発電産業を絶えず拡大している。うち同自治州は高標高地域に位置し、日照時間が長く放射が強く、年平均日照時間が2719時間に上り、広い岩石砂漠と荒れ地がある。太陽光発電産業を発展させるための恵まれた条件がある。
同自治州は広い荒漠化土地と太陽エネルギーの資源の優位性を十分に利用し、1000万kW級クリーンエネルギー拠点の建設を集中的に実施し、新エネ発電プロジェクトの建設を推進するとともに、マルチエネルギー相互補完モデルを模索・構築した。
高圧電線が太陽光発電パークから50キロメートル超離れた竜羊峡水力発電所に送電し、青海省で設備容量が最大の水力・太陽光相互補完発電所を構成している。
同自治州の現在の建設済み・建設中のクリーンエネルギー設備容量は2794万kWに上り、うち太陽光発電は1573万kW。クリーンエネルギー外部輸送のために建設された超高圧ルートである「西電東送」(西部地域で発電した電気を東部地域に送電すること)青豫(青海省・河南省)直流超高圧電線は、現地のグリーンな電力を河南省の企業、工業、各世帯に届けている。
同自治州は第14次五カ年計画(2021−25年)期間中、国による砂漠、岩石砂漠、荒漠地帯大型風力・太陽光発電拠点の建設を契機とし、自治州内の共和、同徳、貴南、興海などの岩石砂漠地帯で太陽光発電拠点を建設し、4213万kWの太陽光発電プロジェクトの建設を計画している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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